リコールが出ている商品で事故が起きた場合メーカーだけを責めてはいけない

5人の入所者が死亡した長崎市のグループホーム火災。その火元と言われているのが、14年前にリコールが出されていた電子部品大手「TDK」の加湿器です。

リコール対象となっていた加湿器が火災を起こしたことで、「TDK」には、リコールの対象になっているかの確認の連絡だけじゃなく、早く回収しなかったことへの苦情も多くあったようです。

しかし「TDK」では、平成11年1月に通商産業省(現経済産業省)にリコールを届け出て、全国紙や地方紙への新聞広告やチラシ、自社のホームページで回収情報を発信しています。

リコールが出ている商品で事故が起きた場合、回収できなかったメーカーだけが悪いんじゃなく、新聞やテレビでリコールが出された商品が報告されていても、「届け出が面倒」「自分の製品では不具合がない」などの理由で使い続ける消費者も悪いんですから、メーカーだけを責めてはいけないでしょう。

 

2005年に死亡した男性からSFTSのウイルスが見つかる

ダニが媒介する新種の感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」。

過去に、SFTSへの感染によって死亡していた人がいたことが新たに分かりました。

厚生労働省は26日、長崎県の60代男性が05年秋に感染し死亡していたと発表。

これでSFTSの感染による国内での死亡確認は5人目となったのです。

厚労省によると、男性は下痢や下血などの症状が出た後に、血液中の白血球や血小板数が低下して約10日後に死亡したそうですが、当時はSFTSの国内感染が1件もなかったことなどから原因不明とされていました。

SFTSの国内感染が判明したことで、感染症を疑った医師が冷凍保存していた男性の血液を調べたところ、SFTSの感染によって死亡した4人とほぼ同じウイルスが見つかったということです。

つまり、05年にはSFTSのウイルスが国内に入っていたことになるということです。

 

 

一宮市立市民病院が女児を死亡されたことで市が遺族に4500万円の損害賠償を支払う

愛知県の一宮市立市民病院で、2010年に脳出血で入院した市内の7歳の女児が、病院側の連携不足で死亡したことを市が認め、市が27日までに4500万円の損害賠償を支払うことで、遺族と合意したと発表されました。

女児は2010年9月に頭痛を訴えて救急搬送され、同病院の脳神経外科に入院したのですが、部分的にけいれんがあったため、主治医が看護師に投薬を指示。

ですが、けいれんは治まるどころか悪化し、入院翌日の夜にはけいれんが全身に広がってしまったそうです。

しかし看護師は医師に聞かないまま、その後も投薬を続け、女児を死亡させてしまったというのです。

病院側は「脳神経外科は小児の対応がまれで、子供にけいれんが起きた場合、急変する可能性があるのを主治医が把握せず、対処できなかった」「脳神経科と小児科とが連携を組む態勢を取っておくべきだった」と遺族に謝罪したそうです。

脳神経科と小児科の連携がなかったことの前に、医師と看護師間の連携の不備を改善すべきでしょう。